画像はa-blog cms、WordPress、SUTDIO、webflowより出典
オープンソースであることから高いシェア率を誇るWordPress。
私もデザイン専従ではありますが、 WordPressを使ったWEBサイト制作に携わってきました。
しかしここ近年、セキュリティへの意識が高い企業はWordPressから離れ、小規模事業者さんはSTUDIOやWebflowなどのノーコード・ローコードツールを使った格安の制作プランを利用するなど、WEB制作の世界にも変化が起きています。
そこで、WordPressだけでなく、他のCMSを使ったサイト制作も提案できないと生き残っていけないのでは?という危機感から、CMSについて調べ始めたのがa-blog cmsと出会うきっかけとなりました。
WordPressは前述した通り、シェア率が高く、インターネット上に情報がたくさんあるので、技術的に困ったことがあっても大体なんとか解決できます。
しかし、WordPress以外のCMSについては、インターネット上にあまり情報がなく、何かあったときは開発元のサポートを受けることになりますが、英語や中国語でのサポートで果たして専門用語を交えたコミュニケーションがとれるのか?という不安がありました。
そのため、日本語でサポートが受けられるCMSを探しました。
画像はa-blog cmsより出典
PHPを使わずに HTMLとCSSのみでサイト制作ができるa-blog cms。
動的ページをどうやってHTMLとCSSだけで作るのか?
PHPやJSがわからない私でも、勉強すれば使えるようになるのか?
現時点でわかっている点をまとめてみました。
便利な機能が標準搭載されているようで、私が知り得た機能だけでも4つあります。
WordPressの場合、Contact Form7やMW WP Formなどのプラグインを使うか、自作するしかありませんが、a-blog cmsの場合、フォームが標準で搭載されています。
また、複数ステップのフォームを作ることも可能ということで、複雑なフォームにも対応できそうです。
a-blog cmsのフォーム機能についてはDevelopersサイトをご覧ください。
一般的に、アコーディオン(開閉式のレイアウト)やオフキャンバス(画面の外に隠しておいた要素を画面内に表示させる機能)などを実装する場合、JavaScriptの知識が必要ですが、a-blog cmsの場合はデフォルトで搭載されています。
a-blog cmsの組み込みJSについてはDevelopersサイトをご覧ください。
a-blog cmsには、カスタムフィールドメーカーという機能が予め搭載されています。
WordPressで言うところの下記のようなプラグインが、プラグインではなくデフォルトで用意されているということのようです。
▼a-blog cmsのカスタムフィールドメーカー
画像はa-blog cms DevelopersサイトDevelopersサイトより出典。
今までWordPressでサイト制作にデザイン専従で携わってきましたが、プラグイン同士の相性やバージョン管理などの問題で、カスタムフィールドの作成にはプラグインを使用せずなんとかしてきました。(たぶん)
ただ、クライアントの希望により、カスタムフィールドが納品間近に追加されることが度々あり…、その度にコーダーさんに苦労をかけてきたのですが、このカスタムフィールドメーカーがあればその労力が減ることは間違いありません。
a-blog cmsにはビルトインモジュールというものが搭載されています。
ビルトインモジュールには、スニペットと呼ばれるコードが用意されており、これをhtmlに貼り付け整形することで、様々な情報を表示できるようになるということです。
例えば、エントリーサマリーというモジュールを使用した場合、エントリー(投稿ページ)のインデックスの一覧が表示できるようになります。
インデックスには各エントリーのURL・タイトル・メイン画像・日時・カテゴリー・概要文が表示されます。
画像はa-blog cms DevelopersサイトDevelopersサイトより出典。
ちなみに管理ページのモジュールIDの箇所でモジュールの管理ができるようです。
なんだかまとまりのない文章となりましたが、a-blog cmsとの出会い〜WordPressとの比較を記載してみました。
a-blog cmsならPHPを書くことなく動的ページを作ることができそうなので、すでにHTMLとCSSをマスターしている方にはもちろん、私のように勉強中の方にもおすすめのCMSと言って良さそうです。
また、コーディングの段階でのカスタムフィールドの追加やレイアウトの変更など、 WordPressでの制作ならば対応が難しいことも、PHPを書かずに対応できるので、変更内容によってはクライアントの要望を満たすことができるかもしれません。
HTMLとCSSへの学習意欲が湧いてきたところで、今回はここまで。
来年中にはこのブログサイトをリニューアルできたらいいなぁと思っています。